- 無料で使える文章要約サービスが出てきた
- 最短10秒以内でたった3行に要約してくれる
- 文章量が調整できるサービスもある
- 要約だけじゃなく、頻出単語などもわかる
- 日常的にニュース記事や論文などを要約している方
- 外国語の記事をまとめている方
文章要約サービスとは
文章要約サービスは、AIを使って自動的に要点だけをまとめて、文章を短くするサービスのことです。
2021年9月現在、様々な文章要約サービスが出てきていますが、今回は私がオススメの以下の3つを紹介していきたいと思います。
- Tanteki(タンテキ)
- AIテキストマイニング
- ELYZA DIGEST(イライザ ダイジェスト)
それでは順に紹介していきます。
タンテキ(Tanteki)
最初に紹介する文章要約サービスは、タンテキ(Tanteki)です。
タンテキは自然言語処理AIを使用した、文章要約WEBサービスで、主にニュース記事などの文章を端的に表現してくれます。
タンテキ(Tanteki)の特徴
タンテキの特徴は以下の2つです。
- 文章の要約率(圧縮率)を任意で調整
- ニュースサイトのURLから直接要約
以下に解説していきます。
要約率(圧縮率)を設定できる
タンテキは、手動で文章の要約割合を10%~90%の間で設定できる機能があります。
これは他の文章要約サービスにはない機能です。
文章要約サービスはAIが自動的に判断し、要約処理をしているため場合によっては、文章が不自然になることがあるんです。
タンテキの場合は、要約の割合を任意に変更できるので、なるべく自然な文章で要約できるのが魅力的ですね。
ニュースサイトのURLから直接要約
ニュースサイトのURLから直接要約できるのも、タンテキの特徴の1つです。
よくある文章要約の場合、コピペまたはWord・テキストファイルをアップロードして要約するのが通常です。
そのため、ニュースサイトの記事を要約する場合などは、要約したい箇所をコピペするか、それぞれのファイル形式で保存しなければなりませんでした。
しかし、タンテキの場合は、ニュースサイトのURLを入力すればそのまま文章を要約してくれるため、圧倒的に時間を節約できるのがありがたいです。
- コピペ
- URL
AIテキストマイニング
https://textmining.userlocal.jp/
AIテキストマイニングは、株式会社ユーザーローカルが開発した文章要約サービスです。
AIテキストマイニングの特徴
AIテキストマイニングの特徴は2つあります。
- ダイジェスト形式・ハイライト形式の2種類
- 多種多様な分析をしてくれる
それぞれ順番に解説していきます。
ダイジェスト形式・ハイライト形式の2種類
AIテキストマイニングでは、「ダイジェスト形式」「ハイライト形式」の2種類の文章要約方法があります。
ダイジェスト形式の場合は、AIが自動的に文書中の重要な文のみを抜粋して表示してくれます。
抜粋の行数は3行・5行・10行の中から任意に選択できます。
ハイライト形式の場合は、文書中の重要な部分を3種類のハイライトで表示してくれます。
- マーカー:重要部を赤くハイライトする
- ヒートマップ:赤(重要度高)・黃(重要度中)・青(重要度低)で文の重要度を色分け
- モノトーン:重要部の文ほど濃く大きく表示
ダイジェスト形式とハイライト形式を組み合わせれば、過不足無く文章が要約できますね。
多種多様な分析をしてくれる
AIテキストマイニングでは、文章要約以外にも様々なAI分析をしてくれます。
- ワードクラウド
- 単語出現頻度
- 共起キーワード
- 2次元マップ
- 係り受け解析
- 階層的クラスタリング
使いこなすには少しテクニックが必要ですが、文章要約にも役立てられそうです。
- コピペ
- ファイル{テキスト形式(.txt)、CSV形式(.csv)、Word形式(.docx)、Excel形式(.xlsx .xlsm)、 PowerPoint Text形式(.pptx)、PDF形式(.pdf)}
ELYZA DIGEST(イライザ ダイジェスト)
東京大学・松尾研究室発のDeepLearning(深層学習)を軸としたAIプロフェッショナル集団ELYZA(イライザ)が開発した、文章要約サービスです。
ELYZA DIGESTの特徴
ELYZA DIGESTの特徴は、「メール」「対話テキスト」「小説」「ニュース」「議事録」などの幅広い項目の長文をたったの3行に要約してくれます。
たったの3行要約
3行要約のため、先に紹介した2つの要約サービスと比べると、使える幅がどうしても狭いです。
それでも、たったの3行に要約してくれるAIの機能には、どこか清々しさを感じさせてくれます。
どうしても時間がなく、ササッと要約したいときには
- コピペ
- URL
オススメの使い方
文章要約サービスのオススメの使い方は以下の3つです。
- ブログの要約
- 論文の要約
- 応用編:外国語のニュースサイトの要約
順番に解説していきます。
ブログの要約
何度も紹介させていただいたとおり、ニュースサイトなどの要約に、文章要約サービスは適しています。
その一方で、ブログなどの記事を要約するのにも、文章要約サービスは使えると私は考えます。
調べ物をしていると、ニュースサイト記事だけでなく、個人のブログが検索にヒットすることもあると思います。
有益な情報が過不足なく書かれている場合は良いですが、ブログは個人差が有り、かなりの長文になっている方もたまに見受けられます。
そのため、一気に本文を要約してしまえば、簡単に概要を掴むことが出来るのでオススメです。
論文の要約
大学生や仕事で論文などを参考にしている方にも、文章要約サービスはオススメです。
ただし、論文は文章量が圧倒的に多いので、論文の章ごとに区切って要約した方が良いです。
サービスによっては文字制限もありますし、文章量が短いほうが、より正確な要約をAIがしてくれますので。
応用編:外国語のニュースサイトの要約
高精度の無料翻訳アプリ「DeepL」と組み合わせれば、外国語で書かれたニュースサイトの要約なども簡単にできます!
「DeepL」についての記事はこちらご確認ください。
まとめ
今回は文章要約サービスを紹介させていただきました。
AIによる文章要約サービスは、始まってからまだ日が浅いため、まだまだ高精度とは言えないのが現状です。
機械的に要約されるため、間違っている可能性もります。
あくまで目安として使用し、要約された文章と、要約前の文章を並行して確認するのがオススメです。