ベトナム旅行

【ホーチミン】クチトンネルは絶対にツアー参加がオススメ!

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ホーチミンから北西方向に約70km。ベトナム戦争時代、クチ(ベトナム語: Củ Chi )につくられた難攻不落の秘密基地、それがクチトンネルです。
 
ベトナム・ホーチミンから日帰りで行ける人気観光地の1つで、外国人バックパッカーも多く訪れています。そんなクチトンネルとは一体どんな場所なのか、クチトンネルの説明と一緒に、ツアーに参加するべき理由をご紹介しようと思います。

クチトンネルとは

cuchi現在、クチトンネルの入り口は観光客向けに大きく作られています。

クチトンネルは南ベトナム解放戦線(通称:ベトコン)がアメリカ軍との攻防を広げた場所で、全長250kmにもわたって掘られたトンネルです。アメリカ軍は存在をしりながらも、ついにその全容を知ることは出来ず、攻略を断念せざるを得なかったことから「鉄の三角地帯」と呼ばれていました。
ベトナム戦争が集結して50年以上経つ、今では観光地が進んでおり、戦争当時の様子を追体験できるように作戦室や会議室、食堂などが再現されています。一部のトンネルは実際に入って歩くことも出来ます。
クチトンネルは2箇所あり、それぞれ”ベンディンクチトンネル”と”ベンユッククチトンネル”と呼ばれております。どちらを訪問しても大きな違いはないため、訪れる場所を気にする必要はありません。

クチトンネルの魅力

ツアーの魅力を説明する前に、まずはクチトンネルの魅力をいくつかご紹介させていただきたいと思います。

ベトナム戦争を学べる

cuchi6アメリカ軍が進駐してきたときの戦車は写真スポットの1つです

クチトンネルの魅力の1つはなんといっても、ベトナム戦争の歴史をより詳しく知ることの出来るということです。
元々はアメリカの傀儡政権となっていた当時ベトナム南部政府から人々を助けるために、北部ハノイ側から”南部解放戦線(通称:ベトコン)”が発足し、そのベトコンの活動を快く思わないアメリカが北ベトナムを爆撃したことから始まりました。
アメリカ自体はその爆撃で北ベトナムが降伏すると思っていのですが、予想外に北ベトナムが反発。その後勢力を拡大し続け、北ベトナムはゲリラ戦をメインにアメリカ軍と渡りあっていきます。クチトンネルはサイゴン(現在のホーチミン)から約50kmの距離にあり、ここを拠点とすることは双方にとっても戦略的に大きな意味を持つことから特に熾烈な戦いを繰り広げていました。
クチトンネルはベトナム戦争の歴史の中でも重要な意味合いを持つ場所だったとされ、アメリカ軍を苦しめ戦い抜いたそんなスポットなのです。

射撃体験ができる

cuchi_tunnel2発砲音はものすごくうるさいので、耳あてが必須。ベトナム軍の方が付き添って打ち方を説明してくれます。

クチトンネルでは戦争当時に使用していたライフルと戦争当時に余った銃弾を撃つ体験が可能です。実はクチトンネルを管理しているのはベトナム軍なので、こうしたアクティビティが可能になっています。
射撃体験の値段は年々上がってきており、2013年くらいは10発200,000ベトナムドン(VND)で約1,500円程度でしたが、2018年8月現在、600,000ベトナムドン(VND)約3,000円となっています。それでも、欧米諸国や韓国などで打つピストル体験よりは安く、なおかつ戦争当時に使用されていたAK-47などのライフル類を打つことが出来るので、興味のある方はぜひとも体験してもらいたいと思います。
※連射で打つとすぐに終わってしまうので、一発ずつ打つのがオススメです。

ツアーで行くべき2つの理由

それでは早速ツアーで行くべき2つの理由を紹介しようと思います。

歴史的な背景や施設の説明が多い。

アメリカ軍の爆撃機が落とした爆弾を再利用して、お手製の爆弾を作っている様子。

先述したように、クチトンネルは歴史的なスポットであり、説明や施設の説明が多い場所です。風景を楽しめればいいというようなスポットではありません。戦争当時のベトコン・アメリカ軍の攻防戦の様子や、クチトンネルを発見されないためのベトナム人の知恵など、実際に話を聞いてみないと完全に理解するのは難しいです。ビデオなどの映像資料もあり、ベトコンがどのようにしてアメリカ軍に勝利したのかその戦いの様子などを深く知るためにも、ツアー参加がオススメです。

戦争証跡博物館への立ち寄りが超便利。

戦争証跡博物館敷地内には戦時中に使われていた数々の兵器のレプリカが飾られています。

クチトンネルツアーの帰り道、ほとんどの旅行会社が戦争証跡博物館での解散を選択できます。この戦争証跡博物館はホーチミン市内中心から少し離れており、自力で行くと結構歩くことになるので、ツアー帰りに立ち寄れるのは非常に便利です。

戦争証跡博物館戦争証跡博物館の中は歴史的資料がたくさん収められています。

博物館はベトナム戦争時代の記録や資料を事細かに残しており、中にはアメリカ軍が行った残虐な拷問の後や、戦争当時の人々の生活模様、ホルマリン漬けにされた奇形児などを見学できます。ショッキングな資料も多く、体調が悪くなる方もいらっしゃるかとは思いますが、博物館の中には、ピュリッツァー賞を取った沢田教一氏の「安全への逃避」も展示されており、戦争の悲惨さや愚かさを改めて学び知ることの出来る場所なので、ぜひ訪れてみてほしいと思います。

クチトンネルツアーの料金・行程

cuchi小柄な体格を活かしたベトコンはここから出てきて、地雷を設置したり、銃撃戦を繰り広げました。

クチトンネルツアーは大きく分けて日本語ガイドと英語ガイドの2種類に分かれています。料金もガイドによって異なるので、自分の予算に合わせて参加しましょう。

クチトンネルツアーの料金

クチトンネルのツアーは日本語ガイドと英語ガイドの2種類に分かれています。説明のわかりやすさで言えば、日本語ガイドの方が圧倒的ですが、英語ガイドの方が料金的には抑えられるので、英語に自信のある人は英語ガイドで参加してみると良いかもしれません。

ガイド1名料金代表的な催行会社
日本語ガイド35US$TNK&APTトラベルJAPAN
英語ガイド5US$SINH CAFE

英語ガイドの場合はクチトンネルの入場料(下記参照)が含まれていないことが多いので、現金を予め用意しておきましょう。

<クチトンネル入場料>
ベンディンクチトンネル:110,000vnd(約550円)
ベンユッククチトンネル:90,000vnd(約450円)
cuchi_tunnel白いのがキャッサバ芋、赤い物体は干し肉。どちらも戦時中にベトコンが好んで食べていました。

どちらのツアー会社も基本的にランチは含まれていません。ただし、クチトンネルツアーの場合ベトナム戦争当時にベトコン兵が食べていたとされるキャッサバ芋を食すことができます。このキャッサバ芋、実はタピオカの原料とされていて栄養価は高くないのですが、腹持ちがよく、空腹を抑えるために好まれて食されていたようです。

クチトンネルツアーの行程

クチトンネルまでは車で約1時間30分ほど。クチトンネルでの観光時間は2時間程度なので、往復移動を含めて全部で5時間程度の半日ツアーがほとんどです。また午前発・午後発と選ぶことも出来るので、スケジュールに合わせて参加しましょう。

<クチトンネルツアーの簡易行程表>
8:30/13:00 ホーチミン市内出発
10:00/14:30 クチトンネル到着
12:00/16:30 クチトンネル出発
13:30/18:00 ホーチミン市内到着
※左側午前発の場合/右側午後発の場合

まとめ

クチトンネルツアーに参加の魅力をお伝えさせていただきました。
実際には、クチトンネルは自力で行くことも可能です。ただし、ローカルバスを2回も乗り継ぐ必要があり、移動時間もツアーの2倍以上かかるため、あまりオススメではありません。ガイドの説明も付き、効率よく移動が出来るツアーのほうがコストパフォーマンスが高いです。


つい先日7月29日に放送された「池上彰の世界を歩く 2018年7月29日 【今こそ知っておきたい!東洋のパリと激動のベトナム戦争】」にてもクチトンネルが紹介されました。事前にこちらの映像を見ていくことで、よりベトナムの歴史を知ることができますので、オススメです。
 
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ahtapae
旅行会社員として東南アジアに6年在住/旅初心者向けの記事や業務効率化系の記事を書いています/趣味は写真撮影とクラウドファンディングで新製品と出会うこと。他者貢献をテーマにアナタに役立つ情報を届けていきます。